あなたの体に起こっていること まず、陰部痛、会陰部痛、骨盤底痛が何かを理解しましょう。これらの症状は産後に残ることがあり、時には数年間も続くこともあります。原因はまだ完全には解明されていません。一部の女性はこの痛みによって日常生活や仕事に大きな支障をきたし、場合によっては育児がほとんど出来ないほどの状況にもなります。
陰部痛、会陰部痛、骨盤底痛の症状
症状について詳しく 長時間立っていると鈍痛が生じ、悪化すると立っていられなくなります。また、肛門を締めると痛みを感じ、排便時にも痛みがあります。イスに座ったり、自転車に乗ったり、体育座りなども痛みを引き起こします。前屈動作などで突っ張る感覚や、臓器下垂感(臓器が下がってくる感覚)もあります。
原因
この痛みの原因はいくつかあります。
- 神経の痛み: 会陰部の損傷(会陰切開、会陰裂傷)から来るものです。皮下出血が陰部神経の枝である会陰神経などの癒着を引き起こし、それが痛みを引き起こします。また、会陰部の傷の皮下血腫後に皮膚の滑走性が失われ、突っ張っている状態も痛みの原因になります。
- 脂肪のしこりの痛み: 出産時の出血が肛門周辺の皮下脂肪に染みこむように溜まってしまい、脂肪のしこりを作る場合があります。自転車のサドルなどで圧迫することや,肛門を締めるとき、排便の時などに痛みが生じます。性交痛の原因になることもあります。
- 皮膚の突っ張り: 皮下に溜まった血腫が皮膚の滑りを制限し、皮膚が突っ張るようになる場合があります。脚を動かすとき,肛門を締めるとき、座るときなどに皮膚が突っ張ると痛みが生じる場合があります。
- 陰部神経管内の血管の腫れ: 陰部神経の通り道である陰部神経管の中で、一緒に通っている内陰部静脈が腫れている場合も痛みを引き起こします。
ファシアケアの方針
専門家による治療法 それでは、これらの痛みをどう対処すればよいのでしょうか?
まず会陰神経周辺の癒着をリリースします。次に、血腫によって形成された皮下脂肪内のしこりもリリースしてほぐしていきます。
皮膚が緊張している場合は,皮下の癒着をリリースしていきます。
陰部神経管内の静脈の腫れがある場合は、子宮周辺の内腸骨静脈への圧迫部を見つけて圧迫を解放します。
このように書くと簡単なように思われるかもしれませんが、「リリース」するのは容易ではありません。神経の細い枝まで一本ずつたどる技術、神経のそばにある血管をたどる技術、子宮のそばの静脈の締め付けを見つける技術など、容易には習得できません。このような症状のある方は、まずリアライン・ラボのファシアケアをご検討ください。
まとめ
陰部の痛みを抱えて日々を過ごすことは、大変なストレスになります。しかし、専門的なファシアケアを受けることで、その痛みから解放され、元の生活を取り戻すことができます。私たちはあなたの痛みの解決策を提供できることを約束します。