過去に整体や鍼灸院で治療を受けたり、セルフケアや病院でのリハビリを試みたものの、股関節と膝の痛みや、肩や足の不随意運動が改善されず、競技復帰できず悩んでいた競艇選手について書きたいと思います。
体験談
挫滅マッサージで生じた筋肉のこわばりと不随意運動
競技生活において、痛みや不随意運動によってパフォーマンスが低下し、チームメイトやコーチからも心配されるような状況でした。それまでに受けてきたケアは、以下のようなものでした。
整体
・背骨をぼきぼき鳴らす
・首を左右に捻ってぼきぼき鳴らす
・筋肉をほぐすという目的で強くぐりぐりと指で押す
鍼灸院
・痛い箇所に鍼を打つ
・体外衝撃波
セルフケア
・テニスボールを足で踏みつける
・筋膜リリースローラーに体を乗せてゴリゴリと動かす
特に,筋肉を潰すことが多く、徐々に筋肉のこわばりが強くなりました。また、勝手に股関節が動く,肩が動くといった不随意運動も目立つようになってきました。
神経や脳の異常かと思いいろいろな検査を受けましたが、すべて異常なしとのこと。途方に暮れていたところで、友人や知人から蒲田さんのファシアケアを紹介され、効果を試してみることになりました。
股関節と膝の不調に対する治療とファシアケア
ファシアケアを受けたところ、徐々にではありますが、股関節や膝の癒着が解けていき、不調が改善していきました。同時に、肩や足の不随意運動も徐々に改善しました。
同時進行で整形外科での治療とリハビリも受けました。昔のオスグッド病に対して、軟骨を削る手術もうけました。正しいと確信の持てるような治療を選んで受けるようにしたところ、困っていた症状は確実に解決に向かっています。
中でも,特にファシアケアを受けることで、筋肉のこわばりが解消され、徐々に原因不明だった不随意運動も起こりにくくなっていきました。
競技復帰
ファシアケアを受けるようになって約1年たって、本格的に競技に復帰することができました。悩んでいた日々から解放され、競技に専念できるようになりました。これからさらに競技の向上のため努力することができるようになりました。
過去の強いマッサージの影響で全身のあちこちに筋肉の痛みやこわばりなどの問題はありますが、それについても、引き続きファシアケアで改善しています。体が思い通りに動くようになり、レースで勝てるようになってきました。
競技復帰後、この選手はファシアケアで得られた知識を活かし、自身の体調管理や練習の質を向上させることができました。また、チームメイトやコーチからも評価が上がり、競技の結果も向上することができたのです。
ファシアケアとは: アスリートにとっての新たな治療法
ファシアケアは、筋膜(ファシア)の働きを改善することを目的としたものです。ファシアは、神経や筋肉の周囲を包む薄い膜で、神経などが滑りやすくなるような特殊な構造をもっています。柔軟性や筋肉の動きをサポートしています。
しかし、挫滅(強いマッサージ)やローラーなどを使ったセルフケアによってファシアが固まり、癒着が生じることがあります。これが、股関節や膝の痛み、肩や足の不随意運動の原因となることがあります。
ファシアケアでは、独自の手技によって筋膜の癒着を解きほぐし、筋膜の柔軟性や機能を回復させることを目指します。これにより、股関節や膝の痛みや、肩や足の不随意運動が改善され、アスリートが競技に専念できるようになるのです。
アスリートにとってのファシアケアの重要性
アスリートは、競技において高いパフォーマンスを発揮するために、日々激しいトレーニングを行っています。そのため、筋肉や筋膜に負担がかかり、痛みやこわばりが生じることがあります。
ファシアケアによって、筋膜の働きを改善し、痛みや不随意運動を軽減することができるため、競技パフォーマンス向上に大きく寄与します。
また、ファシアケアは、アスリートにとってのケガ予防にも効果があります。筋膜が正常な状態に保たれることで、筋肉や関節に過剰な負荷がかかることを防ぎ、ケガを予防することができます。
他の治療法とファシアケアの違い
従来の治療法では、痛みや不随意運動の原因となる筋肉を押すように、また硬くなった関節を強めの力で押し込むように動かすストレッチが一般的でした。
しかし、ファシアケアでは、ファシアの働きを改善することを重視し、痛みやこわばりの根本的な原因に対処します。そのため、ファシアケアは確実にファシアの機能を改善することができ、従来の治療法では改善されなかった症状に対しても効果が期待できるのです。
ファシアケアの普及
ファシアケアが、股関節や膝の痛み、肩や足の不調に悩むアスリートたちに広まることで、多くのアスリートが競技復帰を果たし、競技の向上に努力することが期待されます。
さらに、ファシアケアの知識や技術が広がり、アスリート自身が誤った挫滅マッサージ、効果の出ないセルフケアを行うことがなくなると良いと思います。
ファシアケアの普及は、誤った知識を修正して、アスリートの競技レベル、選手寿命、そして競技全体のレベル向上にも貢献できると考えています。
まとめ
股関節と膝の痛み、肩や足の不随意運動に悩む競艇選手にとって、ファシアケアは画期的でした。従来の治療法で悪化の一途をたどった複雑かつ難解な症状に対して効果があり、競技復帰やパフォーマンス向上を助けることができました。
ファシアケアを受けたアスリートたちは、症状を悪化させない自己管理、セルフケアを学びつつ、困ったときにはファシアケアを受けることを含めて正しい選択が出来るようになります。それが競技選手としての寿命を延ばし、成績にもプラスになることを確信しています。