「骨盤の痛みが続く...」その不調、実は骨盤の癒着が原因かも?
「産後からずっと骨盤周りが重だるい」「腰痛や脚の痛みが改善しない」とお悩みではありませんか?20〜40代の女性によく見られるこのような症状は、実は骨盤周囲の組織の癒着(ゆちゃく)が原因かもしれません。
慢性の骨盤痛に悩む女性の現状
統計によると、生殖年齢の女性の約10%がさまざまな骨盤の不調に悩んでいます。特に産後の女性の場合、妊娠・出産による骨盤の変化が原因で、筋肉や筋膜、靭帯などの組織間に癒着が生じることがあります。
このような癒着は、以下の症状を引き起こす可能性があります:
- 慢性的な骨盤周囲の痛みや重だるさ
- 脚のしびれやつっぱり感
- 日常生活や運動時の不快感
- 姿勢の悪化やバランスの乱れ
知っておきたい正しい知識
まず大切なのは、痛みの原因を正しく理解することです。産後の骨盤痛には、主に2つの原因が考えられます:
- ホルモンの変化による骨盤の緩み - リラキシンというホルモンの影響で関節が緩み、不安定になる
- 組織間の癒着 - 筋・筋膜や靭帯間の異常な付着が痛みや可動域制限を引き起こす
このような症状に対して、以下の方法はおすすめできません:
- テニスボールやローラーでのマッサージ(組織を傷つけ癒着を悪化させる恐れ)
- 「骨盤矯正」と称する施術(医学的根拠が不明確)
- ボキボキ音を鳴らすような施術(組織に余計な負担をかける)
適切なケアのステップ
1. まずは専門医の診断を受ける
婦人科や整形外科で診察を受け、重大な疾患がないか確認しましょう。
2. 医学的検査で異常がない場合のアプローチ
検査で異常がない場合、組織間の癒着による機能的な問題が考えられます。このような場合、以下のような専門的なケアが有効です:
- 組織間リリースによるファシアケア
- 関節の歪みを修正するリアライン・コンセプト
- 適切な運動療法によるアプローチ
3. 日常生活でのケア
適度な運動、ストレス管理、バランスの取れた食事など、生活習慣の見直しも重要です。
私たちが提供できるサポート
リアライン・ラボでは、産後の女性のための専門的なファシアケアを提供しています。施術内容の詳細は以下のリンクからご確認ください。
ファシアケアの詳細を見る※当施設は医療機関ではありません。骨折や捻挫の治療は行っていません。