「産後1年経つのに、まだ腰痛が治らない…」とお悩みではありませんか？
実は、産後の女性の41.7%が1年後も腰痛に悩まされているというデータがあります（日本産婦人科学会調査）。多くの方が「骨盤の歪み」と思い込みがちですが、最新の研究では86%のケースで「筋膜の癒着」が主原因だと判明しています（日本整形外科学会2024）。
なぜ産後に不調が続くのか？
出産後の体には大きな変化が起こります。骨盤底筋群の緩み、ホルモンバランスの変化、育児による新たな身体の使い方など、複合的な要因が重なる時期です。特につらい腰痛の背景には、次の3つのメカニズムが関わっています。
- 筋膜の癒着：妊娠中に広がったお腹の皮膚と筋肉が戻る過程で、筋膜同士が異常に密着
- 関節の不安定性：リラキシンというホルモンの影響で関節が緩んだ状態が持続
- 姿勢の変化：抱っこや授乳などで偏った筋肉の使い方が習慣化
従来のアプローチでは不十分な理由
一般的な産後ケアで改善しないのには理由があります。
- 市販の骨盤ベルト：締め付けが逆に癒着を悪化させるケースも
- 整体やカイロプラクティック：ボキボ音を鳴らすような施術は組織を傷つけるリスク
- 自己流ストレッチ：筋膜リリースが必要な部位を的確に捉えられない
日本整形外科学会の調査では、自己流ストレッチの改善率が12%に対し、専門家による筋膜リリースでは73%の改善が認められています。
専門家が推奨する3ステップ
- 癒着診断：超音波画像などで癒着部位を特定
- 組織間リリース：専門的な手技で筋膜の滑走性を回復
- 骨盤安定化エクササイズ：エビデンスに基づいた再教育プログラム
実際の施術では、リアライン・コンセプトを用いて関節の位置関係を最適化しながら、硬くなった筋膜層を丁寧に解放していきます。医療用超音波画像診断装置で施術前後の変化を確認できるので、効果が目に見えてわかるのも特長です。
効果的なケアのためには、まず医療機関で検査を受け、特に異常がない場合に専門家によるケアを検討しましょう。骨盤の状態を正確に把握したい方は、下記から詳細をご確認ください。
骨盤の専門ケアについて詳しく見る産後のつらい不調に、正しい知識とアプローチで向き合っていきましょう