産後の「だるさ」と「痛み」の正体とは?育児ママが知るべき体の真実
赤ちゃんとの毎日は幸せいっぱい...でも、なんだか体が重い。肩こりや腰痛がひどくて、朝から疲れている。こんな風に感じていませんか?産後の体は、出産という大仕事を終えた特別な状態。あなたの不調には、ちゃんとした理由があるのです。
なぜ産後は体調が悪くなる?
妊娠中にお腹が大きくなる過程で、骨盤の関節や靭帯は緩みます。これは正常な変化ですが、産後6ヶ月~1年かけて徐々に元に戻っていきます。この期間中、以下のような変化が起こっています:
- 骨盤周辺の筋肉と筋膜(ファシア)のバランスが乱れる
- 育児姿勢(抱っこや授乳)による負荷が蓄積
- ホルモンバランスの変化で関節が不安定に
間違ったケアが症状を悪化させる!
自己流でできると思われがちな産後ケアですが、実は逆効果になることも:
- 強めのマッサージ:テニスボールなどで強く押すと、癒着(組織同士がくっつく現象)を悪化させます
- 過度な骨盤ベルト:締め付けすぎると血流が悪くなり、むくみの原因に
- ボキボキ矯正:靭帯を傷めるリスクがあり、回復を遅らせる可能性
参考:PubMed 筋膜研究
科学的根拠のある3つのケア方法
産後の体に安全で効果的なアプローチをご紹介します:
- ファシアケア:専門家による組織間リリースで、癒着を解消
- リアライン・エクササイズ:正しい関節位置で行う骨盤安定化運動
- 姿勢改善:授乳や抱っこ時の体の使い方を最適化
参考:国立成育医療研究センター
「3ヶ月経っても良くならない」時にすべきこと
病院で検査を受け、異常がないと診断された場合、ファシア(筋膜)の癒着が原因かもしれません。私たちが提供するファシアケアは、科学的根拠に基づいた産後ケアです。医療行為ではなく、体の調整を通して本来の機能を取り戻すお手伝いをします。
専門家に相談する※骨折や捻挫など急性期のトラブルには対応していません