【医師監修】深い性交痛の正体と適切な対処法
「彼と親密になりたいのに、痛みで楽しめない...」こんな悩みを抱えていませんか?深く挿入された時、下腹部の奥に鋭い痛みを感じる深部性ディスパレウニアは、20~40代女性の約15%が経験すると言われています(日本女性医学学会,2023)。痛みを我慢し続けると、関係性にも影響が出かねません。
チェックリスト:こんな症状ありませんか?
- 月経周期によって痛みの強さが変わる
- 特定の体位(特に深い挿入時)で痛みが増す
- 腰痛や排便痛を伴うことがある
- セックス後に出血することがある
医学的にみる主な原因
日本産科婦人科学会(2024)によると、性交時痛の原因としては以下が挙げられます:
① 子宮内膜症
子宮内膜組織が子宮外で増殖する状態。性交時痛の約30%を占め、不妊症との関連も指摘されています。
② 骨盤内炎症性疾患(PID)
細菌感染による炎症で、早期治療が必要。放置すると不妊症の原因になることがあります。
③ 子宮筋腫・卵巣のう腫
特に子宮後壁の筋腫は性交痛を引き起こしやすく、大きさによっては手術が必要な場合も。
▶︎まずは必ず産婦人科で診察を受けましょう
医学的検査で異常がない場合のアプローチ
検査で明らかな異常が見つからない場合、骨盤内の組織間の癒着が原因となっている可能性があります。このような状況では、以下のような専門的なケアが有効です:
組織間リリース(ファシアケア)
筋肉間や内臓周囲の癒着を解消する専門的な手技。産後の骨盤調整や慢性疼痛の改善に効果的です。
骨盤安定化エクササイズ
エビデンスに基づいた運動療法で、骨盤底筋群の機能改善を図ります。研究によると、適切な運動プログラムで症状改善が期待できます。
※当サービスは医療行為ではありません。疾病がある場合は必ず医師の診断を受けてください。
注意したいケア方法
- 自己流のテニスボールマッサージ(かえって癒着を悪化させる可能性)
- 医療資格のない整体師による「骨盤矯正」
- ボキボキ音を鳴らす矯正法
- 締め付けの強い骨盤ベルトの使用
これらの方法は一時的な改善に見えても、根本解決にならないことが多いため注意が必要です。