「産後、腰の痛みと体の不安定感が気になる…」それは体からのSOSかもしれません
出産から数ヶ月経ったのに、まだ腰が痛い、階段を上がる時に股関節がグラつく、そんな悩みを抱えていませんか?実は、産後女性の50~70%が同じような症状を経験しています。この記事では、産後の体に本当に必要なケア方法をお伝えします。
なぜ産後に腰痛や不安定感が起こるのか?
妊娠中に分泌されるリラキシンというホルモンは、出産のために靭帯を緩める働きがあります。しかし、この変化は産後すぐには元に戻らず、通常6ヶ月かけて徐々に回復していきます。
さらに、子宮の膨張や出産時の負担によって、骨盤周辺の組織(筋膜)に癒着が生じることがあります。これが痛みや可動域制限の原因となっているのです。
注意が必要なケア方法
- "骨盤矯正"という言葉に注意:医学的根拠のない整体が多く、かえって症状を悪化させる可能性があります
- テニスボールやローラーは逆効果:筋肉を強く押すと組織の癒着を悪化させることがあります
- 締め付けるタイプの骨盤ベルト:一時的に支えにはなりますが、使いすぎると回復を遅らせる可能性があります
おすすめのセルフケア方法
- 優しい骨盤底筋ストレッチ:仰向けで膝を立て、息を吐きながら軽く骨盤底筋を引き上げる
- 腹横筋を目覚めさせる呼吸法:鼻から深く息を吸い、口から細く長く吐きながらお腹を凹ませる
- 10分程度のウォーキング:貧血改善後(ヘモグロビン10g/dL以上)から始めましょう
産後の貧血について
ヘモグロビン値が6.7g/dLは重度の貧血状態(正常値12g/dL以上)です。まずは鉄分補給と充分な休息を取り、体調が落ち着いてから運動を始めましょう。
専門家のサポートが必要な場合
セルフケアでも改善しない場合、組織間の癒着を解消する専門的なケアが必要になることがあります。特に産後の体は繊細な状態なので、アプローチ方法には注意が必要です。
当社では医療行為ではなく、産前産後の体を整えるための専門的なケアを提供しています。骨盤周辺の組織間リリースや正しい体の使い方を学び、快適な毎日を取り戻しませんか?