「デスクワークで腰が痛い」その原因は骨盤の歪みかも?
一日中パソコンに向かっていて、夕方になると腰が重だるく感じることはありませんか?実はその腰痛、骨盤の歪みが原因かもしれません。今回は、デスクワークに伴う腰痛の真実と、効果的な対処法についてお伝えします。
腰痛の意外な原因・癒着と骨盤の関係
長時間同じ姿勢でいると、筋肉や筋膜(ファシア)同士が癒着してしまいます。この癒着が神経を圧迫したり、血流を阻害したりすることで、腰痛が引き起こされるのです。特に骨盤周辺は姿勢の影響を受けやすく、デスクワークにより骨盤が後傾した状態が続くと、癒着が生じやすくなります。
医学的には、筋膜の観点からは、アメリカ・ハーバード医学大学院の研究で「筋膜の癒着が慢性的な疼痛の原因となる」ことが示されています(参考)。また、骨盤の歪みについては、日本整形外科学会も「座位による長期的な骨盤傾斜の変化が腰痛を引き起こす」と指摘しています(参考)。
間違った対処法で悪化することも
- テニスボールでゴリゴリ押す→筋膜を損傷し、さらに癒着が悪化
- 骨盤ベルトで締め付ける→一時的な緩和に見えるが、血流悪化で症状悪化
- 整体の「骨盤矯正」→医学的根拠が不十分な場合が多い
特に注意したいのは、自身の判断で強い圧迫を加える行為です。ファシアの専門家であるトーマス・マイヤース氏は著作「Anatomy Trains」で、「筋膜の不適切な扱いは症状の悪化を招く」と警告しています(参考)。
科学的根拠に基づく正しい対処法
- 専門家による組織間リリース:癒着を解消する特殊な手技
- 姿勢矯正クッション:骨盤を正しい位置に自然に導く
- リアライン・ホームエクササイズ:骨盤周囲の安定性向上
特に姿勢矯正クッションは、日本理学療法士協会の研究でも「骨盤前傾角度の改善に有効」と報告されています(参考)。1日15分程度使用するだけで、自然と正しい姿勢が身につき、腰痛の軽減が期待できます。
よくある産後ケアでは不十分な理由
一般的なストレッチやマッサージでは、以下の理由で根本的な改善が難しい場合があります:
- 表面の筋肉しかアプローチできない
- 癒着した筋膜を解放できない
- 骨盤の三次元的な歪みに対応できない
身体のバランスを整える専門ケア
当社のファシアケアでは、医療行為ではなく、組織間の癒着を解消する専門的なアプローチで身体のバランスを整えます。普段のケアには、医学的根拠に基づいた姿勢矯正クッションがおすすめです。辛い腰痛でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。