「座っていると腰が痛い」その原因、骨盤の傾きかもしれません
デスクワークが続くと、どうしても腰が重だるく感じることはありませんか?「年のせいかな」と諦めていませんか?実はその腰痛、骨盤の前傾姿勢が原因かもしれません。
骨盤前傾が引き起こす3つの問題
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腰椎への負担増加
日本整形外科学会の調査では、腰痛の85%は「非特異的腰痛」で、姿勢の悪さが大きく関与しています。骨盤が前傾すると腰の反りがきつくなり、椎間関節に持続的な圧力がかかります。 -
ハムストリングスの短縮
骨盤前傾状態が続くと太もも裏の筋肉が短縮し、さらに骨盤を引っ張る悪循環に。米国スポーツ医学会の研究では、ハムストリングスの柔軟性低下が腰痛リスクを高めると報告されています。 -
腸腰筋の緊張
長時間の座位で股関節前面の腸腰筋が縮んだままに。これが骨盤をさらに前傾させ、腰痛を悪化させます。
美容目的の姿勢が腰痛を招く?
「お尻を突き出した姿勢がスタイル良く見える」という考え方がありますが、これは危険です。米国脊椎外科学会は「意図的な骨盤前傾は腰椎への負担を増大させる」と警告しています。
今日から始める正しい改善法
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座位姿勢の見直し
坐骨(椅子に当たる左右の骨)で座る意識を。30分に1度は立ち上がり、簡単なストレッチを。 -
効果的なストレッチ
腸腰筋ストレッチ(1回30秒×3セット)とハムストリングスストレッチを習慣に。厚生労働省の「健康づくりのための身体活動基準」でも推奨されています。 -
筋力強化
腹横筋を意識したドローインと臀筋トレーニングで、骨盤を支える筋肉を強化。
逆効果!避けるべき対処法
- 骨盤矯正ベルトの常用(締め付けすぎは逆効果)
- 整体での強制矯正(医学的根拠のない施術に注意)
- 過度な前傾姿勢の維持
医学的検査で異常がない場合の選択肢
検査で特に異常が見つからない場合、当社のファシアケアがお役に立てるかもしれません。姿勢改善のために開発された独自のアプローチで、多くの方から喜びの声をいただいています。