産後の骨盤の歪みに悩むママへ|正しいケア方法で身体を整える
「出産後、なんだか体のバランスがおかしい」「腰痛がひどくて抱っこもつらい」「尿もれが気になる...」こんな悩みを抱えていませんか?多くのママが経験する産後の体の変化は、骨盤周りの状態と深く関わっています。
産後の骨盤の真実
妊娠中に分泌されるリラキシンというホルモンは、出産に向けて骨盤周りの関節や靭帯を緩める働きがあります。しかし、この"緩み"は出産後もすぐには元に戻りません。
重要なのは、骨盤が「開く」という表現は誤解を招きやすいということです。実際には仙腸関節や恥骨結合といった関節の可動性が増す状態で、これが痛みや不安定感の原因となることがあります。(参考:National Center for Biotechnology Information)
正しい骨盤ケアの3つのポイント
- 適度な運動:ウォーキングや軽いストレッチで血流を促進。激しい運動は逆効果になることも
- 姿勢改善:授乳姿勢や抱っこの仕方を見直し、長時間の同じ姿勢を避ける
- 専門家によるケア:組織間の癒着を解消するファシアケアなど、適切なアプローチを受ける
なぜ一般的なケアでは不十分なのか
自己流の矯正や過度な締め付けは、かえって組織にダメージを与え、癒着を悪化させる可能性があります。また、市販の骨盤ベルトは一時的なサポートにはなりますが、根本的な解決にはなりません。
医学的な検査で異常が見当たらない場合に、適切なケアとしてファシアケアをおすすめします。これは組織間の癒着を解消し、体のバランスを整えるアプローチです。
参考文献:
1. National Center for Biotechnology Information
2. 厚生労働省
3. 日本産科婦人科学会