座り仕事でお尻が痛む…そんな悩み、私もよくわかります
一日中デスクに向かって仕事をしていると、夕方にはお尻がジンジン痛んだり、腰が重く感じたりしませんか?実はこれ、特別なことではありません。厚生労働省の調査によると、日本人の約80%が一生に一度は腰痛を経験すると言われています。特に産後の女性は、骨盤周りの変化でさらに座りにくさを感じることが多いのです。
どうしてお尻が痛くなるの?
長時間座っていると起こるお尻の痛みには、主に4つの原因があります(日本整形外科学会):
- 坐骨への直接的な圧迫:硬い椅子に長時間座ると、坐骨神経が圧迫されて痛みが出やすくなります
- 血行不良:同じ姿勢を続けると筋肉が硬直し、血流が悪化します
- 不良姿勢による筋肉への負担:背中が丸まった姿勢は腰やお尻の筋肉に余計な負荷をかけます
- 椎間板への圧力増加:座っている時は立っている時よりも腰への負担が1.5倍以上になると言われています
今日からできる!正しい座り方5つのポイント
痛みを軽減するためには、正しい座り方を覚えることが大切です。エルゴノミクス研究所の調査によると、以下の方法で座位時の圧力を最大40%減らせると報告されています。
- 椅子に深く腰をかけ、背筋を伸ばして骨盤を立てる
- 両足をしっかり地面につけ、膝の角度は90度程度に
- 1時間に1回は立ち上がり、軽くストレッチ
- クッションを使って坐骨への圧力を分散
- デスクの高さを調整し、腕が自然な位置にくるようにする
こんな症状が出たら要注意!
基本的な対策でも改善しない場合や、以下の症状がある時は、まず医療機関を受診しましょう。
- 激しい痛みが3日以上続く
- 足にしびれや感覚麻痺がある
- 排尿障害を伴うような症状がある
一般的な産後ケアでは不十分な理由
産後の骨盤ケアでよく行われている方法には、実はいくつかの問題点があります。
- 骨盤ベルトは筋肉を弱らせ、逆に痛みを増す可能性がある(日本産科婦人科学会)
- ゴムボールなどで強く圧迫すると神経を傷つける恐れがある
- 姿勢矯正は一時的で、根本的な改善にはならない
痛みの原因にアプローチするファシアケア
医療検査で異常が見当たらない場合、私たちの提供するファシアケアがお役に立てるかもしれません。筋膜や関節のバランスを見直し、体の使い方そのものを改善していくアプローチです。詳しくは専門家にご相談ください。