妊娠中のつらい腰痛や肩こり、その原因と正しいケア方法
「お腹が大きくなるにつれて、腰や肩がどんどん重くなって…」そんな悩みを抱える妊婦さんは少なくありません。妊娠中の体の変化は喜ばしいものですが、それに伴う不調はできるだけ軽減したいですよね。
なぜ妊娠中は腰痛や肩こりが起こりやすい?
妊娠中に腰痛や肩こりが起こりやすくなる主な理由は3つあります。
- ホルモンの影響:リラキシンというホルモンが出ることで、関節や靭帯が緩みます(※1)
- 姿勢の変化:お腹が大きくなるにつれ、重心が前に移動し、反り腰になりがちに
- 筋力バランスの変化:腹部の筋力が弱まり、背中や腰の筋肉に負担が集中
研究によると、妊娠女性の50-80%が妊娠関連の腰痛を経験するとされています(※2)。これはとても高い数字ですね。
自宅でできるセルフケア
まずは医師の許可を得た上で、以下のようなセルフケアを試してみましょう。
- 軽い運動:ウォーキングやマタニティヨガなど、無理のない範囲で
- 姿勢の意識:長時間同じ姿勢を避け、骨盤を立てた姿勢を心がける
- 温めるケア:ぬるま湯でゆっくり入浴し、筋肉をほぐす
ただし、強くマッサージしたり無理なストレッチをすると、逆効果になることも。あくまで優しく、心地よい範囲で行いましょう。
一般的なケアでは不十分な理由
多くの妊婦さんが骨盤ベルトや整体などを試しますが、以下の点に注意が必要です。
- 間違った使い方の骨盤ベルトは筋肉を圧迫し、かえって血流を悪化させるケースも
- 「骨盤矯正」と称する施術には医学的根拠のないものが多い
- テニスボールなどで強く押すと、筋膜に癒着を引き起こす可能性
専門家による適切なアプローチ
医療検査で異常がない場合、筋膜の緊張をほぐすケアが効果的です。リアライン・ラボでは、体のバランスを整えるための専門的なケアを提供しています。
妊娠中の不調にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。専門家があなたに合った方法をご提案します。
※1: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4935857/
※2: https://www.japanpt.or.jp/