「ただの生理痛」と見過ごされがちな女性の慢性腰痛 2年間の謎の痛みの正体と適切な対処法
20代後半のAさんは、2年前から下腹部と腰に続く鈍痛に悩まされていました。複数の医療機関で「月経困難症」と診断されましたが、鎮痛剤は一時しのぎにしかならず、痛みは月経周期に関係なく続いていました。
医療機関でも見逃されがちな女性の腰痛
2022年の系統的レビューによると、慢性骨盤痛の女性の70%以上が複数回の医療機関受診を要し、正確な診断までに平均3.2年かかっています(参考)。厚労省の患者調査(2021年)では、女性の腰痛有訴者率は男性の1.4倍で、特に30~49歳の働く女性で顕著です。
腰痛の3大原因
- 骨盤内うっ血症候群 - 骨盤内の血液循環が悪くなる状態
- 卵巣嚢腫 - Aさんのように自然に消えることもあるが、痛みの原因になる
- 筋膜の癒着 - 組織間の滑走性が失われた状態
適切な診断のために必要な検査
- 婦人科的超音波検査
- MRI(必要に応じて)
- 疼痛専門医との連携
やってはいけないセルフケア
- テニスボールやローラーで筋肉を潰す方法 - かえって癒着を作る可能性
- 「骨盤矯正」と称する整体 - 医学的根拠のない施術が多い
- 締め付ける骨盤ベルトや矯正下着 - 血流を悪くする可能性
おすすめのアプローチ
医学的検査で異常が見つからない場合、筋膜の滑走性改善が効果的なケースがあります。特に産後の体は筋膜の状態が変化しやすいため、専門家によるアプローチが重要です。
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