産後の腰痛の意外な原因と対処法

産後の腰痛の意外な原因と対処法

【医師監修】慢性的な骨盤痛の原因と正しい対処法-痛みの根本解決を目指して-

「出産後から、ずっと骨盤まわりが重だるい...」
「検査では異常がないと言われるのに、座っているだけでお尻が痛む」
こんな悩みを抱えていませんか?30代から50代の女性、特に出産経験のある方に多い「原因不明」の骨盤周辺の痛み。今日はそのメカニズムと、正しい対処法について解説します。

まずは医療機関で適切な検査を

米国産科婦人科学会(ACOG)のガイドラインでは、慢性骨盤痛の原因として以下の病気をまず除外する必要があるとされています。
1. 子宮内膜症(20-40代女性の約10%が罹患)
2. 仙腸関節障害(出産経験者の15-25%に発生)
3. 筋筋膜性疼痛症候群(慢性疼痛患者の30-85%に関与)
ACOGガイドライン参照

検査で異常がない場合の原因とは?

画像検査で明らかな異常がない場合、筋膜の癒着が原因となっているケースが多く見られます。東京大学の研究によると、慢性骨盤痛患者の約60%に筋膜の異常が認められました。東京大学医学部研究参照

正しいアプローチ方法

✅ 専門家による筋膜リリース
✅ 適度な運動療法(ウォーキングなど)
✅ 正しい姿勢の維持
特に姿勢の改善は重要で、日本整形外科学会もその重要性を指摘しています。日本整形外科学会参照

産後ケアにおける一般的な方法の限界

一般的な産後ケアでは、骨盤ベルトの使用や簡単な体操が推奨されることが多いですが、これだけでは不十分なケースがあります。筋膜の癒着が生じている場合、ベルトで締め付けるとかえって症状を悪化させる可能性があるからです。

ファシアケアの可能性

当社が提供するファシアケアは、専門家による組織間リリースと関節の調整を組み合わせたアプローチです。医療行為ではありませんが、産前産後のケアとして多くの方に支持されています。まずは医療機関で検査を受け、異常がないと診断された場合にご検討ください。

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