「骨盤がグラグラ...」妊娠中・産後の腰痛でお悩みのあなたへ
朝ベッドから起き上がる時、お子さんを抱っこする時、ふとした動作で腰に激痛が走る――妊娠中や産後の腰痛に悩む女性はとても多いです。「これが産後の普通なのかな」と諦めていませんか?実は、正しい知識と適切なケアで改善できる可能性があります。
なぜ妊娠中・産後は腰痛になりやすい?
妊娠中から産後にかけての腰痛には、主に3つの原因があります:
- リラキシンというホルモンの影響で骨盤周辺の靭帯が緩む(研究1)
- お腹が大きくなることで重心が変化し、腰への負担が増加
- 妊娠中の運動不足や出産による骨盤底筋群の弱化
医学的に効果が認められる対策
エビデンスに基づく効果的な方法として、以下のようなものがあります:
- 適度な運動:ウォーキングやマタニティヨガなど、負荷の低い運動が推奨されています(ガイドライン)
- 姿勢の見直し:正しい姿勢を意識するだけで腰への負担を軽減できます
- 骨盤ベルトの適切な使用:医師の指導のもと、必要最小限の使用が重要です
注意すべきケア方法
よく見かける「骨盤矯正」や、自己流のマッサージにはリスクが伴います:
- テニスボールやローラーでの強い圧迫は、かえって組織を傷める可能性
- 「ボキボキ」と音を鳴らすような矯正は医学的根拠が不十分
- 締め付けの強い骨盤ベルトやガードルは逆効果になることも
医療的検査を受けるべきタイミング
次のような症状がある場合は、まず医療機関を受診しましょう:
- 激しい痛みが続く場合
- 下肢にしびれや痛みがある場合
- 尿もれや強い生理痛など内臓系の症状を伴う場合
検査で特に異常が見つからなかった場合に限り、専門家によるファシアケアが選択肢となります。
組織の癒着に着目した専門的なアプローチ
リアライン・ラボでは、筋膜や靭帯の癒着(ゆちゃく)を解消する「組織間リリース」と、関節の位置を整える「リアライン・コンセプト」を独自に組み合わせたアプローチを行っています。
※当施設は医療機関ではありません。骨折や捻挫など怪我の治療は行っておりません。