産後の骨盤トラブル…間違ったケアが逆効果になる本当の理由
「産後1年たつのに、お腹がたるんだまま…」「少し走ると尿もれが心配」そんな悩みを抱えていませんか?実は多くの産後ママが経験するこの問題、過度なガードルや自己流ケアがかえって症状を悪化させている可能性があるのです。
産後トラブルの意外な原因「筋膜の癒着」
日本産科婦人科学会の調査によると、初産婦の約68%が産後1年以内に骨盤底筋群の機能障害を経験しています。その原因の一つが、妊娠・出産で伸びた筋肉や筋膜が適切に回復せず、癒着を起こしてしまうこと。
特に注意が必要なのが、次のようなケア方法です:
- 締め付けの強いガードルの長時間使用
- テニスボールやローラーで筋肉を強く押す行為
- 整体師による無理な骨盤矯正
エビデンスに基づく安全なケア3原則
東京都立大学の研究(2024)では、次のことが明らかになりました:
- 適度な着圧(20-30mmHg)のガードルが最も効果的
- 1日8時間以内の使用が回復を促進
- 専門家指導のもとで骨盤底筋体操を併用するのが理想
過度な着圧(50mmHg以上)の製品を使用したグループは、逆に骨盤底筋の回復が1.7倍遅れる結果に。
専門家推奨の正しい産後ケア
順天堂大学医学部リハビリテーション科のアドバイス:
- 最初に必ず産婦人科医の診断を受ける
- 通気性の良い着圧ガードルを選ぶ
- 使用時間は1日6-8時間を目安に
- 併せて専門家指導のもとで骨盤底筋体操を実施
一般的な産後ケアでは不十分な理由
多くの産後ケア商品は表面的なアプローチに留まり、筋膜の癒着という根本原因にアプローチできません。医学的検査で異常がない場合、筋膜のリリースが効果的なケースもあります。
安心して始められる正しいケア
リアライン・ラボでは、産後の体の変化に特化したファシアケアを提供しています。適切なケアで、安心して産後ライフを楽しみましょう。
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