「生理痛」と思い込んでいない?危険な骨盤痛のサイン

「生理痛」と思い込んでいない?危険な骨盤痛のサイン

「骨盤の痛み、我慢していませんか?」~慢性骨盤痛の正しい向き合い方~

慢性的な骨盤周辺の痛みや重だるさに悩んでいませんか?月経痛と合わせて、日常生活に支障をきたすほどの痛みを抱えながらも、「婦人科に行くほどではないかも」と我慢していませんか?実はこのような症状には、子宮内膜症や骨盤内うっ血症候群などの疾患が隠れている可能性があるのです。

慢性骨盤痛の主な原因

  • 子宮内膜症(10人に1人の女性が罹患)
  • 骨盤内炎症性疾患
  • 子宮筋腫
  • 卵巣嚢腫
  • 間質性膀胱炎

特に20-40代の女性では、月経痛と併発するケースが多く見られます。日本産科婦人科学会の調査によると、月経痛で日常生活に支障をきたす女性は約30%に上ります。
参考:日本産科婦人科学会

正しい診断プロセス

  1. 問診と身体所見
  2. 血液検査(炎症反応、ホルモン値)
  3. 超音波検査
  4. 必要に応じてMRIや腹腔鏡検査

自己判断で市販薬に頼り続けるのは危険です。まずは適切な医療機関で検査を受けることが大切。検査で異常が見つからない場合、筋膜の癒着が原因となっている可能性もあります。

気をつけたい自己ケア

  • テニスボールやローラーで筋肉を強く押す方法(癒着を悪化させる恐れ)
  • 医学的根拠のない「骨盤矯正」
  • ボキボキ音を鳴らすマニピュレーション
  • 過度な締め付けによる骨盤ベルトや矯正下着

生理痛や尿もれ、膀胱炎など内臓の不調がある場合は、まず医師の診察を受けましょう。検査で異常がない場合にのみ、ファシアケアなどのアプローチを考慮することができます。
医学情報参考:PubMed

筋膜の癒着が気になる方へ

医療検査で異常が見つからない場合、組織間の癒着が痛みの原因となっている可能性があります。専門家によるアプローチで、体本来の動きを取り戻しましょう。

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