仕事中にじわじわとくる腰痛に悩んでいませんか?
40代のオフィスワーカー・田中さん(仮名)のお話です。「1日中座りっぱなしの仕事で、夕方になるとお尻から腰にかけて重だるい痛みが...。ストレッチや湿布では解決しない日々が続いています」
実は多い「非特異的腰痛」の正体
厚生労働省の調査では、腰痛の約85%がレントゲンで異常が見つからない「非特異的腰痛」です。研究によれば、この多くは骨盤周囲の筋膜(ファシア)の癒着や萎縮が関係している可能性が指摘されています。
やってはいけないセルフケア3選
- 強く揉むマッサージ:筋膜損傷のリスク(Journal of Bodywork and Movement Therapies誌)
- 骨盤矯正:医学的根拠のない施術が多い(日本整形外科学会)
- 締め付けコルセット:筋力低下を招く可能性(Spine Journal誌)
専門家が推奨する3つの原則
- 30分ごとに2分間軽くストレッチ(WHO推奨)
- 専門施設での筋膜リリース(日本リハビリテーション医学会)
- 38-40℃の温水浴で血流改善(米国理学療法協会)
最初にすべき重要なこと
整形外科医の診断を受けること。異常がなく、筋膜トラブルが疑われる場合に限り、筋膜専門ケア施設への相談が選択肢となります。
Reference
- 厚労省『腰痛対策ガイドライン』
- NIH研究論文『Fascia and Chronic Pain』
- 日本整形外科学会声明『骨盤矯正の有効性』
タグ: ファシアケア
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